profile

名前:sara
性別:女性
職業:ヨガインストラクター
ヨガ指導歴21年。1児の母。都内ヨガ団体にてインストラクター資格取得後、20代よりスポーツクラブ、ヨガスタジオ、企業内サークル、官公庁等で指導の傍ら、インストラクター養成を指導担当。2010年に長男出産後は、さいたま市を中心に、主宰するヨガスタジオ「private yogaroom sara」での日々のレッスン、および、ママサークル、学校、公共機関等にて「子連れで気軽に参加できるヨガ」「ママのためのヨガ」「骨盤調整ヨガ」等の出張レッスン等で子供から大人まで幅広く指導している。「無理なく、自分に優しく、みんなが楽しめるヨガ」を心がけている。

 

アプレジャーインスティテュートジャパン(UIJ)クレニオセイクラルセラピーCST1,CST2,SER1修了

レイキヒーリング 3rdディグリー修了

合気道 初段(公益財団法人 合気会)

空手 初段(公益社団法人 日本空手協会)

 

好きな盗塁王    元阪神タイガース赤星憲広氏

好きな奈良県人  笑い飯、元阪神タイガース関本賢太郎氏

好きなバイク    YAMAHA SEROW(225) 、KAWASAKI W650

 

〇ヨガを始めたきっかけ

幼少期より体が弱く、3月生まれだったこともあり体も小さく、みんなが普通にこなせることがこなせず、体力も無かったため、いつも周りについていくのがやっとでした。すぐに風邪をひく、ひいたらなかなか治らない、頻繁に頭痛で寝込む、そして原因はわかりませんが、いつも耳の後ろがただれていて手指の皮が常にボロボロにめくれている子供でした。

体を動かすことは好きだったのですが、個人競技ではどんな競技においても必ず最下位、チームプレーではみんなの足をひっぱる厄介者、

「競争をしなくてはいけない・順位をつけられる」体育の授業は苦痛でしかありませんでした。そんなある日、図書館で子供向けのヨガの本に出逢い、「ヨガをすると体が丈夫になる」「ヨガは周りと競争することなく自分のペースで楽しくできる」という文句に子供ながらものすごく惹かれ、体を丈夫にしたい一心で、本の挿絵を参考に見様見真似で「ヨガもどき」を自分で行うようになりました。

その本が、ヨガとの初めての出会いです。

 

〇「ヨガもどき」はつづけていたけれど・・・・

10代になると体調不良はさらに進み、いつ襲ってくるかわからない立ちくらみの恐怖や貧血に加え、胃腸炎を頻繁に繰り返すようになります。

電車が駅に停車するたびに腹痛を必死でこらえながら脂汗とともにお手洗いに駆け込む日々でした。また、毎月の激しい生理痛に悩まされ、腰を温めようがカイロを貼ろうが全く効果はなく、痛み止めも効かず嘔吐を繰り返し、胃の中のものを吐き終わると、緑色やオレンジ色のよくわからない苦い液体を吐いていました。

自分にとってはそれが普通の事だったので、ある時「どうやら、世の中の女の人みんなが毎月こんなしんどい思いをしているわけではないようだ」と、

気づいた時は大変驚くとともに、「なぜ自分だけ毎月こんな苦しい目に・・・」という思いに加え、「自分も人並みに健康になりたい!!!」という思いがふつふつと沸いてきて「健康」への強烈なあこがれが芽生えたことを覚えています。

それからは、体に良いとされる健康食品やサプリメントをとってみたり、食事に気をつけてみたり、自分なりにできることをいろいろと試してみましたが、残念ながらあまりぱっとした成果は得られませんでした。本を見ながらの自己流のヨガは続けてはいましたが、「呼吸法」などは本の説明ではよくわからず、何となくポーズだけをやってみているという感じでした。

 

〇体に感謝すること

20代になりちょこちょことあちこちのヨガ教室に顔を出すようになり、いろいろな先生に教えていただきましたが、「ヨガとは、ポーズが出来ればそれでいいわけではなく、呼吸をしっかりすることがとても大事」「自分の体を大切にし、体に感謝すること」を教えてくださった先生との出会いにより、ヨガの奥深さに触れ、しっかりとヨガに取り組むようになりました。呼吸法の大切さや効果の大きさを身を持って実感し、体も少しずつ健康になり、「弱っちい体!!」と嫌っていた自分の体も大切に取り扱うようになりました。今では、貧血や立ちくらみにびくびくすることもなくなり、生理痛もありません。頭痛は時々ありますが、おかげ様で普通に生活できております。決してヨガのおかげだけで健康になったわけではないとは思いますが、私にとってヨガの効果はとても大きかったと思っています。

 

〇インストラクターとしてお伝えしたいこと

すっかり元気になった私は、自分を健康にしてくれたヨガを多くの人にお伝えしたいと思うようになり、インストラクターの資格を取得しました。

これまでスポーツクラブやヨガスタジオ等、様々な場所で指導させていただきましたが、いつも頭の片隅にあったのは、「一般のスポーツクラブやヨガスタジオに来られない方にもヨガをお伝えしたい」という思いでした。そういう方にこそ、ヨガが必要なのではないかと思っておりました。

なぜなら、体の柔軟性や年齢に関係なく、ヨガはどなたにでも取り組んでいただけるものだからです。

スポーツクラブやヨガスタジオにお越しになれる方は、ある程度元気で健康な方であると思います。しかし、「腰や膝がよくないから、レッスン中に何度も立ったり座ったりはきつい」という方や、いろいろなご事情で「周りのペースにはついていけない」「みんなと同じようにはできない」「そもそも運動全般がとにかくが苦手、ヨガなんてとても」等の理由で、ヨガをあきらめてしまっている方も多いとお聞きします。

しかし、ヨガとは、体の柔らかい人や元気な人だけがするというものではありません。例えば、私が健康を取り戻すきっかけとなった「呼吸法」はどなたにでも取り組んでいただけます。深くゆったりとした呼吸はリラックス効果がとても高く、ストレスを和らげて自律神経の働きを整えます。また、横隔膜を大きく動かすことによって内臓を内側からやさしくマッサージし、腹部をはじめ全身の血行がとてもよくなります。胸周りの呼吸筋をほぐし、たっぷりと酸素を取り込むことで全身の細胞も元気になるといわれております。

 

そして自分がそうだったのですが、「呼吸」という、自分で行うとてもシンプルな動作で自分の体がリラックスすることが実感できると、体に対してのコントロール権が自分にもあるんだという事がわかり、それはとても嬉しい発見でした。健康な方にとってはごく当たり前の感覚かもしれませんが、常に体調不良だった自分にとってはかなり衝撃的な発見で、

その時から「いつも体調に振り回される」という感覚から、「自分が自分の体の主である」という感覚へ少しずつ変化していったように思います。

 

また、ヨガを続けていくことで自分の体の感覚に目を向けることが自然とできるようになり、「これ以上は無理をしないでおこう」「今日はもう早く寝た方がいい」といった、体からのメッセージをキャッチしやすくなります。

 

生理痛や頭痛にお悩みの方もとても多いとお聞きします。内臓や脳に疾患がある可能性がありますので、まずは病院できちんと調べていただくことが大前提ではありますが、ご病気ではない場合、ヨガを続けることで自律神経の働きを整え、全身の血行を促進し、冷えやこりを解消して巡りをよくすることで不快な症状を少しずつ改善することが期待できます。お薬のような、外部から取り入れるものも上手く使いつつ、ヨガで自分の体を使いながら、自分の症状を少しでもコントロールできる部分ができてくると、気持ち的にも随分ラクになるのではないかと思います。かつて自分が生理痛も頭痛もとてもつらかったので、今現在同じ悩みで大変な思いをされている方のお役に立てればとても嬉しいです。

 

当スタジオでは、プライベートレッスンでも、グループレッスンでも「絶対に無理をしない」「いつもお世話になっている自分の体に感謝し、優しくいたわる」を、モットーにしております。自分に優しい心地よい時間を、ぜひヨガで味わっていただけたら嬉しいです。

心を込めてお手伝いいたします。

 

Sara

sarayoga52@gmail.com